オンネトー野営場でソロキャンプと星空を楽しむ


雌阿寒岳の麓にあるオンネトー国設野営場で星撮りと焚き火を楽しんできました。何度も利用している好きな場所です。キャンプ場ではなく野営場という響きも好きです。


野中温泉を過ぎて、オンネトー湖を左手に眺めながら進むと森の奥に野営場があります。au、softbank共に圏外です。近くにお店もありません。約20km離れた阿寒湖畔の温泉街まで行くとコンビニがあります。




キャンプ道具と撮影機材を積み込んで出発。愛猫のピークも行く気満々ですが、残念ながら連れていけません。


オンネトーに到着。青空が出ているので湖面のグリーンも映えている。


野営場に行く前にタイムラプス動画を撮る。


撮影機材の紹介です。Manfrotto 055シリーズ カーボン三脚。カーボン製でもさすがにこの大きさは重い。重さと大きさを武器にその安定感は抜群。登山には不向きかも知れないけど頑張って担いで登ろう。


Manfrotto X-PRO 3WAY雲台は慣れてくると使いやすい。大まかな角度をレバーで決めてから、3つあるダイヤルで微調整。この動作に慣れると今までの雲台が使いづらくなる。


オンネトー国設野営場に到着。駐車場はかなり広いので満車になることなないでしょう。


大人ひとり350円。テントとタープの2張りだったけど1人料金の350円。2張りだと追加料金のキャンプ場もありますがここは良心的です。


立派な管理棟にはきれいな水洗トイレ(和式)もあります。野営場にありがちなデカイ蜘蛛やデカイ虫がブンブン飛び回ることもなく快適です。


何故か高い場所に炊事場。神社みたいです。


水道水は飲料用にも使えます。


生ゴミ、空き缶、ペットボトルも分別して捨てることが出来る。


森の中の平らな場所にテントサイトが点在しているので周囲の視線はあまり感じない。7月〜8月、特にお盆は混雑しますが、オートサイトも無いのでファミリーキャンパーは少なく比較的静かに過ごせる。


イスやテーブルや野外炉もあります。


ウッドデッキも数ヶ所設置されていた。テントを張ったり食事スペースとしても利用できる。


設営完了。


この日はソロが4〜5人と団体が1組、広々とスペースを使える


テーブルや野営道具をDIYでコツコツと自作中。


野営場のテーブルとイスにはいつの間にか分厚い鉄板。虫も枯れ葉も一気にふっ飛ばして清潔に使えます。


設営が終わったので湖畔まで散歩。


ちょうどクリンソウの見頃。


五重塔の先端にある九輪に似ているからクリンソウと名付けたそうです。


湖のほとりにもウッドデッキ。夜はここで星を撮ろう。


せっかくなので見頃のクリンソウを写真に収めておく。


野営場内から湖畔まで広い範囲でクリンソウが群生している。


夕暮れが近づいてきた。


タイムラプス撮影のカメラを湖畔に放置して焚き火をしながら過ごす。


のんびりと過ごす。


時々カメラを確認しながらスキレットで夕食作り。
SOTO ストームブレイカーSOD-372 はガソリンとOD缶がノズル交換なしで両方使えるハイブリッド。火口がすり鉢状になっていて風にも強い優れもの。


湖畔へ移動して星撮りの準備開始。昼間は波立っていた湖面がベタ凪に。薄雲も少なくなってきた。


金星が太陽を追いかけながら沈んでゆく。


湖畔のマジックアワーをインターバル撮影 ISO320 F4.5 13秒×150枚コンポジット


野営場の対岸まで夜道を徒歩移動して、雌阿寒岳と阿寒富士の頭上にかかる天の川を撮影。緑色の灯りは野営場の街灯。
ヘッドライトを点けて湖畔を歩いていたら、エゾモモンガが目の前を横切りながら木に飛びついた。飛んでる姿を初めて見て興奮しました。


湖面はベタ凪。星がきれいに写り込んでいる。


夜10時頃、月が昇ってくる。空が青くなって星が消えていった。ここで星撮り終了。


インターバル撮影 ISO6400 F3.2 25秒×59枚コンポジット


星撮りのソロキャンパーと出会った。写真好き、登山好き、同い年。共通点の多い男性と焚き火を眺めながら語り合った。連絡先も交換しなかったけどまたどこかで会いましょう。


早朝の湖畔は穏やか。


コーヒーを淹れてゆっくりと過ごす。クマゲラのドラミングが野営場に響き渡っていた。


ひとけの少ない野営場でのんびり過ごす贅沢な時間でした。登山はできなかったけど充実した週末です。次の野営はどこ行こう。