一年に一度、条件が揃った時にしか見ることの出来ないアイスバブル。降雪がない時期に、湖が結氷することが最低条件。雪が積もるともちろん見えなくなりますが、結氷した湖面の滑らかさも日々変化しています。
前日までは雪がなく鏡面のような氷でしたが、夜に降雪があり薄っすらと湖面を隠してしまった。雪の隙間からアイスバブルを探します。
足元に球体のバブル発見。
アイスバブルの正体は湖の底から発生しているガスの気泡。湖底から上がってきた気泡が、湖面で出口を失い氷の下に溜まる。この繰り返しで氷と気泡が何層にもなる。
風雪のせいか氷の表面はザラついている。
見ていて飽きない自然の作品。
ピサの斜塔を思わせる形。
亀裂から滲み出た水が凍った跡。
朝陽が昇ってきた。
太陽に照らされるとまた表情が変わる。
クリアな氷ではないけれど、これも自然の景色。
湖面ですれ違った先輩カメラマンに、特大アイスバブルの在処を教えてもらった。
自然が創り出す素晴らしい造形美。
芸術が爆発してます。
雌阿寒岳と阿寒富士の山頂は雲の中。
湖底の切り株が見える。
一年に一度の出逢いに夢中で写真撮影。
あと少し雪が積もると見えなくなる。また来年逢いましょう。