雄阿寒岳登山は阿寒の原始林をひたすら歩く

雄阿寒岳はマリモで有名な阿寒湖の西側にそびえる円錐形の活火山。往復約10km、標高差約1000m、標準コースタイムは6時間。スタートから8割は樹林帯の中をひたすら歩くコース。視界も開けないので退屈に感じるかもしれませんが、太郎湖、二郎湖のほとりを抜け、苔むした登山道を進み、トドマツやアカエゾマツで覆われた阿寒の原生林をたっぷり体感できる素晴らしい登山ルートです。登山道には一合目から九合目までの表示があるけど実際の高度ではなく、五合目はすでに8割の行程に達しています。


お盆休みは雨続き、週末もパッとしない天気。遠出は出来ないので、近場の雄阿寒岳は歩行距離と標高差がトレーニングにちょうど良い。


早朝の登山口はガスがかかっています。


太郎湖へ注ぐ川に沿って歩く。気温は低いけど湿度が高いのでじっとりと汗をかいた。


ここはいつもガスや霧がかかっているのためか相当苔むしている。


アカエゾマツの子供たち?


謎の紫色の実。


泡のような黄色い菌。


倒木に生える苔。


倒木をくぐったりまたいだり、アクロバティックな場所が何箇所かあります。


この樹洞は人通りが多くて空き家です。


鬱蒼とした原生林に包まれる感じ。いい雰囲気の森です。


たくさんのキノコを期待していたんですが見つけたのはこれだけ。


ゴゼンタチバナの赤い実。


七合目を過ぎるとやっと下界を見下ろせる。雌阿寒岳、阿寒富士、阿寒湖畔の温泉街が見えてる。


八合目の開けた場所には気象観測所跡地。頑丈で立派な門柱です、どんな建物があったのか?妄想が膨らみます。


山頂まで行かないと見ることの出来ないパンケトー湖。右側にはペンケトー湖もあります。山頂は冷たい風が吹きつけ冬のような寒さ。


一気に下山して太郎湖。


登山口近くの桟橋で休んでいるとクルージング中の観光船がやって来た。


登山口に到着。


登山口に近い10台程止められる駐車場は、朝6時30分で満車でした。


道路脇にも登山の車がズラリと並んでいた。