雌阿寒岳ナイトハイクで気分は宇宙旅行

週末のSCW予報が良さそうなので星撮りナイトハイクを計画中に、登山と星という同じ趣味を持ち、以前から情報交換をしている方が雌阿寒岳ナイトに行くという連絡があり、現地でお会いできるのを楽しみにオンネトーへ車を走らせる。
空には上弦の月が輝く。深夜0時には月が沈み、その頃に雲が広がってくるとの予報。午後6時30分、暗闇の野中温泉ルートから単独で入山。登山口の気温はマイナス4℃。山頂はさらに10℃は下がっているはず。


三合目までは樹林帯を進む。時折ヘッドライトの先にエゾシカの群れが横切る。


八合目付近。ガスが流れていく。


九合目から。噴煙で阿寒富士が見えない。


薄く雪があるけど積雪は無し。


眩しく輝く月明かり。


山頂付近はザレ場が続く。星空を見ながら月面を歩いている感覚です。


阿寒富士と白くなった青沼。


風のない穏やかな山頂。


稜線上に人影。キャンプ場ルートから登ってきた今回はじめましての方達です。


月光に照らされた中マチネシリ火口と、雲をオレンジに染める阿寒湖畔温泉街の灯り。SF感が満載。


津別町、北見市方向。


今回ナイトハイクの連絡をいただいた方をモデルに。


並んで星を撮ってる姿は、宇宙飛行士たちが惑星を探索してるような光景ですね。


オリオン座を追いかけてシリウスも登ってきた。


月が沈むのを待ちながら、登山や星景写真についての情報交換。


薄い天の川と頭を下に向けたはくちょう座。ダースモールを彷彿とさせる撮影者さん。
山頂で2時間程の撮影後は、それぞれのルートに別れて下山開始。


月明かりの無くなった下山途中のオリオン座。その上に黄色く輝くアルデバランとプレアデス星団。

星と月が輝き噴煙の上がる活火山は、宇宙旅行を思わせるSF映画の世界でした。
極寒の撮影はこれからが本番。寒さに負けずに楽しみたい。