白雲岳から見るゼブラ雪渓

大雪山系白雲岳は標高2,230m。旭岳、北鎮岳に続く北海道で標高第3位の山。その頂上から旭岳方面を見ると雪渓がゼブラ模様になります。夏山シーズンが始まるこの時期にしか見られないゼブラを求めて多くの登山者が白雲岳に訪れます。


白雲岳登山は様々なアクセス方法があります。赤岳や緑岳を経由するルートが一般的ですが、縦走路があるので旭岳や黒岳からもアクセスできます。今回は銀泉台をスタートして赤岳経由で白雲岳を目指す往復13km、累積標高差940mのルートです。


銀泉台までは10km以上林道を走ります。登山届を書いてスタート。


登山道の左にトイレがあります。この先の山中にはトイレはありません。出発前に済ませましょう。携帯トイレブースもないので下山まで我慢するかそれ以外の方法で…


車が一台通れそうな林道を歩きます。


これが本当の登山口。


突然コンクリートの立派な壁が現れます。ここは大雪山を横断する観光道路の建設計画がありました。昭和40年台に計画は中止になりましたが、完成していたら白雲岳周辺が立山室堂みたくなっていたのか?


あの雪渓をトラバースします。


雪渓スタート。


ザクザクの雪なのでアイゼンは必要ありません。


遠くに武利岳が見える。


雪解け水で登山道は川のようです。


コマクサ平に到着。


その名の通りコマクサが群生している。


気持ちのいい登山道を進む。遠くに見えているあの雪渓をつないで登っていきます。


女王様コマクサ


今が一番見頃ですね。


赤岳まであと少し。


正面に見えているのは緑岳。


この雪渓はほぼ直登です。


登山道脇に咲くチングルマ?ハクサンイチゲ?


紫はエゾコザクラ。


最後の雪渓を登ると頂上への稜線へ出るはず。


頂上が見えました。奥に北鎮岳も見えています。


赤岳頂上。


赤岳を通過して白雲岳へ向かいます。


左が目的の白雲岳、中央に見えているのが旭岳。


ここからはゆるやかな縦走路が続きます。


両側に高山植物が咲いているのでなかなか進まない。


ツガザクラも元気に咲いています。


トムラウシ山も見えてきました。


縦走路の交差点に到着。


大きなザックをデポして白雲岳に行ってる人もいました。


赤飯で腹ごしらえ。


エゾオヤマノエンドウ。


白雲岳までの登山道は両サイドが花畑。


ハクサンイチゲの向こうは御鉢平方面。


白雲岳頂上が見えた。夏ルートが雪渓の下なのでトラバースします。


白雲岳山頂。


ゼブラ雪渓。これが見たかった。


雲ひとつ無い青空。


トムラウシと十勝岳連峰。


下山も花を撮影しながら。


赤岳ピストンなら4時間もかからないので次々と登ってきます。


雪渓を登っていく登山者たち。


アリのように登っていく登山者たち。


登山口に到着。駐車スペースからあふれた車が林道脇に並んでいました。

この日の使用レンズは24mm単焦点1本勝負。