7月29日、大雪山系北鎮岳へ行ってきました。層雲峡黒岳ロープウェイとリフトを利用して黒岳経由で北鎮岳を目指します。北鎮岳は旭岳に次ぐ北海道標高第2位の2,244mの高峰。黒岳石室から雲ノ平を抜け、御鉢平を眺めながら進む変化に富んだルートです。
ロープウェイ往復:1,950円 リフト往復:600円
詳しくはりんゆう観光のホームページをご確認ください。
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早朝の五合目駅はまだガスがかかっています。
リフトを降りて七合目から登山道のスタート。
標高を上げると青空が見えてきた。
チシマキンバイソウ
黒岳までの登山道脇にはたくさんの花が咲いています。
雲海の上に北大雪の山が頭を出している。
招き岩も見えてきました。
ニセイカウシュッペ山。
完全に雲の上に出たみたいです。
ヨツバシオガマ。
タイセツトリカブトは口いっぱいに蜂を頬張っていた。
七合目登山口から約1時間で黒岳山頂に到着。
雲が沸き上がってきます。
ニセイカウシュッペ山は頭しか見せませんでした。
山頂はたくさんの人で賑わっています。
中央右が北鎮岳。大きな千鳥と白鳥の雪渓が有名です。千鳥がどんな鳥か調べようと画像検索しても漫才師ばっかり出てきます。もういいです。
黒岳石室へ下る途中にはゴゼンタチバナ。
石室前の分岐はチングルマの綿毛がたくさん。
チシマツガザクラ。
雲ノ平をのんびりと歩く。この道は何度来ても癒やされる。この日はたくさんのボランティアスタッフが登山道整備の作業をされていました。大雪山を愛する姿勢に頭が下がります、必ず都合を合わせて参加させていただきます。
ここはまだチングルマ群生が花を咲かせています。
イワギキョウ。
御鉢平展望台に到着。この中には有毒温泉があり立入禁止です。翌日はお鉢の中にヒグマが確認されたそうです。
北鎮岳分岐の手前には雪渓が残っています。
分岐から見る黒岳方面。
こちらは中岳と裾合平方面。
分岐から20分程で北鎮岳山頂です。
比布岳と愛別岳は雲がかかっています。
さすが北海道第2位の標高なので360度見下ろす感覚が気持ちいい。
下山開始。御鉢平のカルデラは3万年前の噴火で形成されたらしいけど、もし噴火していなかったら大雪山は軽く3,000mは超えていただろうな。
エゾイワツメクサ。
イワヒゲ。
イワブクロ。
チシマツガザクラ。
遠くの雲海を眺めながら雲ノ平を歩く。
黒岳山頂から北鎮岳を振り返る。
往復10.6km、約5時間半の山行でした。季節は夏山真っ盛りですが、チングルマの綿毛や山頂のトンボを見てると、秋が近づいているのを感じました。