流氷と星を求めて知床へ


毎年冬になるとオホーツク海沿岸に流氷がやってきます。1月末から3月上旬まで見ることが出来ますが、風向きで接岸したり沖に流されたりを繰り返します。流氷観光船が出ている網走よりも知床半島のほうが比較的接岸している確率が高い。
風予報は岸向き、日没後の天気も良さそうなので星空撮影も期待して、知床ウトロを目指して出発しました。


斜里町を過ぎてウトロに向かう海岸線には流氷がびっしりと接岸していました。



道路脇で昼寝中のキタキツネを見つけた。日差しが当たって気持ちよさそうの寝ている。このキタキツネは人馴れしているので近づいても逃げない。残念ながら人間からエサをもらった経験があるのでしょうね。


ときどき車の音で眠たそうに目を開ける。エサをもらえると思ってるのか?野生動物にエサを与えることは生態系を乱すことになるので絶対にしないでください。


冬の知床連山が丸見え。一番左が硫黄山、すぐ横に知円別岳、そしてオッカバケ岳、サシルイ岳、三ツ峰、一番右が最高峰の羅臼岳です。冬に縦走する強者もいますが技術も経験も未熟なので夏にまた登ります。


流氷と夕陽の絶景を撮影したいのでフレペの滝へ向かいます。知床自然センターの裏手に散策コースの入り口があります。知床自然センターではスノーシューの貸し出しや、いろいろなイベントも開催しています。
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スノーシューで歩いた跡がたくさんあります。ツボ足でも大丈夫でした。


展望台からは流氷のオホーツク海が見下ろせます。



キタキツネもこの絶景を眺めていたのかな。


夕陽が赤く染まることはなくこのまま暗くなっていきました。雲も出てきて細かい雪も降ってきたので星空が見える場所まで移動します。


浜小清水の道の駅に到着して空を確認すると少し晴れ間が。ここで星と流氷を撮ります。
展望台の駐車場の明かりが星撮りには致命的に眩しい。この外灯は夜の7時過ぎに自動で消灯しました。丘の向こうは道の駅と国道が走っているのでそれなりに光害があります。
流氷は沖に流されていましたが海岸に少しだけ残っていた。


ISO3200、20秒露光。前半10秒に手動でソフトフィルターをかざしています。


遠くには網走の街明かり。低い位置に薄雲がかかってきて、あまりコンディションが良くなかった星景撮影ですが、また来年チャレンジしたいと思います。


今回の使用機材です。
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