山頂に剣が刺さる山

北海道十勝の剣山【つるぎやま)


山頂の岩に剣が突き刺さっていると噂の十勝清水町にある剣山(つるぎやま)に初めて行ってきました。
標高は1,205m。往復約7km、標高差785m。標準コースタイムは上り2時間20分、下り1時間40分。事前情報や数値を見て神社の裏山的なお手軽な日帰り登山だと想像していた。ところがなかなかの急登があったり、垂直ハシゴが出てきたり、山頂の岩場は狭く切り立っていて高度感が味わえる面白い山でした。自宅からは車で3時間かかりますが、また季節を変えて行ってみたい楽しい山です。


登山口は清水町、剣山神社の横にあります。途中の道路には剣山神社の標識があって迷うことはありませんでした。


神社手前の直線道路からそれらしい山が見えていた。あれが山頂か?


朝6時に到着。登山口はあの剣山神社の左横です、このあと思いっきり登山口間違えます。


剣山神社90周年だそうです。


樹魂とか書いてあって仏像がズラリと並び、山へ向かって小径がある。


仏像たちの姿に吸い込まれるように小径を進み振り返る。これ登山道か?登山届も書いてないけど。


不安な気持ちになってきたところで登山道と合流。何事もなかったふりで登山開始。


きれいに整備された登山道の脇にも仏像が並ぶ。


里山感のあるいい雰囲気の山ですね。


しばらく登ると視界が開けた。


休憩する開けた場所もあります。


新緑がキレイな季節、秋も良さそうですね。


1時間が過ぎたあたりで、一の森。


お!雲海が広がってる。


二の森。日差しがかなり差し込んできました。


不動岩。


シラカバのコブがハロウィンみたく🎃


山頂近くになると岩が多い。


ロープ場もあります。登山道がドロで滑るので安心ですね。


三の森まで来た。たぶん三で終わり?四はなかったはず。


三の森を過ぎると大きな岩場が現れて視界が一気に広がる。あの岩の塊が山頂だ!


眼下には森が広がっている。


母の胎内。どういう事?


出た。噂に聞いていた垂直ハシゴ。5〜6mはありそう。比較にはならないけど奥穂を思い出す。


楽しくなってきた。こういう変化があると山は楽しいです。


2番目のハシゴ。


最後のはしご。


ここを登り切ると山頂か?


山頂到着。非常にせまい岩場です。ムズムズします。


遠く日高の山並み。


一番高いのが幌尻岳?


今日は平地では雲が広がり山が快晴。


しばらくすると雲海が切れて十勝平野も見ることが出来た。素晴らしい展望です。


山頂はこんな感じ。すれ違うのも難しい岩場です。この先に先客がいたのでここまでしか行けませんでした。


山頂に突き刺さる剣。


下山は新緑の中を気持ちよく歩いた。


神社には立派な石碑がある。


神様に無事に下山できた御礼をします。


登山口はあれです。


ちゃんとありました。


神社裏の大きな枯木。

高尾山や奥多摩方面には宗教色の強い山はたくさんあると聞きますが、北海道でここまで宗教色のある山はめずらしいと思います。
登山道脇には石で掘られた仏像がたくさん並んでいて守られている感覚があり、神様仏様に感謝しながら歩きました。