Z 14-24mm f/2.8SでKANI角型フィルターを使用。

Z 14-24mm f/2.8S は、112mm径の円形フィルターが装着可能ですが、純正品CPLで定価8万円近く…手が出ない値段です。円形フィルターよりも拡張性の高い角型フィルターを探して、色かぶりが少なく耐久性のある「KANI」フィルターを選択。購入当時はフィルターやホルダーの装着方法を解説しているサイトや動画が少なかったので、これから角型フィルターの導入を検討されている方のためにレビュー記事を投稿します。

Z 14-24mm f/2.8Sには、専用の「ホルダー」と「アダプター」がセットになった商品があります。

セットの商品名は「Nikon Z 14-24mm f2.8 S Holder for 100mm」
ホルダーを所有していなければセット商品購入で間違いないです。

ホルダー単体「HTⅢ 100mm Holder

アダプター単体「Nikon Z 14-24mm f2.8 S Holder adapter for 100mm

Z 24-70mm f/2.8S でも装着OK

KANI HT100-82mmアダプターリングを使用すると、82mm径のZ 24-70mm f/2.8Sでも角型フィルターが使用できるようになります。

67mm 72mm 77mmのアダプターリングがあれば様々なレンズで角型フィルターが使えるようになる。

Z 14-24mm f/2.8S への装着方法

レンズ本体に14-24mm専用のアダプターを装着することで、角型フィルターホルダーが使えるようになります。

ホルダー裏の「爪」をアダプターに引っ掛けて固定します。ホルダーは360度回転可能。

「爪」でしっかりと固定されているので、ホルダーがレンスから外れる心配はまったくない。ツマミを引っ張ればすぐにレンズから脱着でます。

フィルターは100mm幅対応、最大3枚まで装着可能。ND、CPLを重ねての撮影が楽しめる。

ホルダーは簡単に脱着できるので、他のレンズを切り替える時も楽な操作で済みます。

現在所有しているKANI角型フィルターの使用感。

減光効果は8 2/3段階分。登山では雲海や雲の流れをなめらかに表現。
防油、防水、防塵のコーティングが非常に強く、普通の布でも拭ける。

減光効果は10段。ND400との2枚重ねで使用すると更に効果が発揮できる。

朝焼け、夕焼け時に使用。ND0.6〜0.9〜1.2とラインナップがあるので効果は中間程度。

風景撮影には欠かせない偏光フィルター。14mm広角ではホルダーが垂直、水平以外はケラレが発生するので、回転して使用するCPLの場合だけズーム域で対応。

山岳星景では欠かせないハーフソフトフィルター

Z7II + NIKKOR Z 20mm f/1.8 S + Partial Soft Focus Filter 100*150mm

星をソフト効果、地上景をクリアにする、パーシャルソフトフォーカスフォルター「Partial Soft Focus Filter 100*150mm」は山岳星景では欠かせないフィルター。

地上の明かりや前景が少なく、星空メインの場合はリアフィルター LEE 100×100mm角ポリエステルフィルター ソフトNo1を使用。

複数のフィルターはポーチ収納でザックの中へ。

増えてくる複数のフィルターやホルダーの収納は、GREGORYのポーチに収納し登山ザックの中へ。バッテリー等の小物も一緒に収納。

動きのある雲海や流れる雲をNDフィルターで、朝陽と前景をハーフNDで調整、ハーフソフトフィルターで星を強調して前景をクリアに…角型フィルターを導入すると表現の幅が広がります。