RICOH GR III 購入レビュー

リコーGRシリーズは1996年に発売された初代GR1以来、20年以上にわたり多くのファンを持つ人気シリーズです。当時からプロカメラマンのサブカメラとして愛用されていたり、デザイナーやクリエイター層からの絶大な人気がありました。コンパクト&高画質のGRは、現在でも最強のスナップシューターとして高い支持を得ています。

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GRⅢとGRⅡの外観比較

左 GR III 右 GR II

初代から数えてシリーズ8代目のGRⅢ が3月15日発売になりました。GRⅢ(左)とGRⅡ(右)。個人的には4台目のGRです。GRのポリシーでもある「安易なモデルチェンジはしない」の言葉どおり、初代から一貫してこのデザイン。GRⅢは横幅が小さくなり、さらにポケットに収まる高画質コンデジとなった。

初回出荷6,000台限定、ブルーのリングキャップには違和感を感じたけど、装着してみると悪くはなかった。ブルーに飽きたら黒に変更できるし。

上 GR II 下 GR III

上 GRⅡ、下 GRⅢ。液晶画面の大きさは変わらない。メニュー表示は行数が減ったので文字が大きくなった。ボタン類も少なくなり使いやすい。本格的に使用するのはこれからですが、円形のコントロールダイヤルを親指でグルグル回していろいろと操作できるのが便利そう。

GRⅢとGRⅡの撮影比較

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GRⅢ作例 絞り優先モード(A) f2.8 ISO100 WBオート SS1/30sec。三脚固定、自然光で撮影。

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GRⅡ 作例 絞り優先モード(A) f2.8 ISO100 WBオート SS1/45sec。三脚固定、自然光で撮影。

どちらもJPG撮って出しです。比較するとホワイトバランスに多少の違いがありました。GRⅢの方が見た目に近い印象です。GRⅡ は赤みがあります。被写体によっては赤みが欲しいときもあるので、この条件の比較ではどちらが良いのか判断は出来ません。JPGファイルサイズ幅は大きくなっていました。GRⅡ の4,928pixに対して、GRⅢ は6,000pixです。

上 GR II 下 GR III

液晶画面の比較はGRⅢが明るくなっています。GRⅢ ではアウトドアモニター機能が搭載されていて、環境にあった明るさに設定できます。

GRⅢとGRⅡのマクロ撮影を比較してみる

GRII

続いて気になるマクロ比較、被写体はiPhoneケースです。GRⅡ ではこの距離が限界でした。

GRIII

GRⅢ ではここまで寄れます。6cmまで迫れてボケも綺麗だと表現の幅が広がります。

GRII

同じくマクロ比較。GRⅡ。

GRIII

GRⅢ。山歩きや自然界でのマクロ撮影が楽しみですね。

バッテリーも新型の専用充電池に変更

左 GR II 右 GR III

バッテリーは新しくなりGR II との互換性は無くなりました。充電式バッテリーDB-110用の充電器BJ-11とKenkoの液晶保護フィルムも発注済み。

GRⅢのイメージコントロール作例

「ビビット」

GRといえばイメージコントロール。これまでの「画像設定」と「エフェクト」を統合し、新たな仕上がり調整機能を搭載。基本となるイメージコントロールは10種。これをベースに彩度やコントラスト、シャープネス、明瞭度等を調整することにより、思い通りのテイストで仕上げられる。 

「モノトーン」
「ソフトモノトーン」
「ハードモノトーン」
「ハイコントラスト白黒」
「ポジフィルム調」
「ブリーチバイパス」
「レトロ」
「HDR調」

持っているだけで幸せになれるGR。ズームはいらない、バリアングルなんて必要ない、シンプルにポケットに収まる高画質が欲しい。今回もGRに求めていた期待通りの進化だったので満足しています。購入翌日の簡単レビューですが、これからさらに使い込んで、暗所での高感度撮影や星空インターバル撮影もレビューしてみたいと思います。