スノーシューで藻琴山の屏風岩まで

2月12日午前中は晴天の予報なので午前4時に自宅を出発して藻琴山へ向かう。冬の藻琴山はたくさんのBCスキー・スノーボードの方で賑わっています。
冬の藻琴山登山口はハイランド小清水入口かキャンプ場入口のどちらか。ハイランド小清水入口は駐車スペースが少なく路肩に駐車している車もありますが危険なのでやめましょう。キャンプ場入口の駐車場は広めです。
カメラ:Nikon D850
レンズ:AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED


夜明け前の斜里岳と三日月。気温はマイナス15℃。


強風が予想されるので稜線歩きを避けてキャンプ場側から入山。駐車スペースにはまだ誰もいません。


向こうの斜面が朝陽に照らされている。


スノーシューでキャンプ場内を進みます。


歩き始めはとにかく寒いのでペースを上げて体を温める。


冬の藻琴山の楽しみはスノーモンスターに会えること。しかしオホーツク地域ここ数年は積雪量が少なくしばらく出会えていない。今年も雪が少ないのでモンスターは生まれていないはず。


途中で残念なモンスターに出会う。表情はいいんだけど求めているモンスターとかけ離れている。


樹林帯をもくもくと登る。ここは登山ルートではないのでピンクテープや標識は一切ありません。雪と風で前日までのトレースも消えています。晴れていれば目的の稜線や藻琴山頂上が確認できますが、ホワイトアウトすると方向がわからなくなります。地図とGPSは必要です。


樹林帯を抜けるとダケカンバが主役。樹氷はいまいちだけど、青空と雪のコントラストが最高です。


日差しを受けると体が温まる。


ダケカンバの下はハイマツが雪に埋まっている。


遠くにはオホーツク海が見えています。水平線が白っぽく見えるのが流氷。


綺麗な雪面を気持ちよく進んでいると、ときどき腰までスポっと埋まり体力と気力が奪われる。


稜線が見えてきた。


積雪量があるとここはモンスターだらけのはず。


稜線は暴風で雪が舞い上がっている。


左に屏風岩、藻琴山山頂も少し見えた。


樹氷も育っています。


藻琴山頂上も雪が少ない。


もうすぐで稜線に出る。


稜線に出ると眼下には日本最大のカルデラ湖「屈斜路湖」


ものすごい暴風。


外輪山の向こうに雄阿寒岳と雌阿寒岳も見えていた。


屏風岩。


風が強いから今日のゴールはこの屏風岩。


振り返ると知床連山、海別岳、斜里岳が見える。


暴風の稜線を引き返します。


今年雪が積もったらまた来たい。


オホーツク海の流氷。


日が差し込む樹林帯が綺麗。


上りと下りの自分。


最高に気持ちのいい冬の山歩きでした。