7月3連休の最終日、トレーニングを兼ねてホームマウンテンの雌阿寒岳へ。雌阿寒岳頂上から阿寒湖畔方向に広がる中マチネシリ火口、その向こうに見える尖った山、剣ヶ峰まで一気に行ってきました。(当日はガスのため剣ヶ峰が見えていなかったので5月撮影の写真です)
野中温泉登山口から雌阿寒岳を経由する往復約10kmのルート、標準コースタイムは約5時間20分。
朝6時に野中温泉登山口からスタート。樹林帯を抜けると雲海が広がっていた。この日のカメラはRICOH GRⅡ、最小限の軽量装備とトレランシューズで軽快に登ります。
上空は快晴。
七合目付近の巨岩帯。ガスの中から下山者が現れた。
八合目付近。雲海が上がってきている。
雌阿寒岳山頂は帰りも通るのであっさりと通過。
ガスの向こうに剣ヶ峰が見えた。雌阿寒岳山頂から一気に下る。
このルートの登山道は何となく踏み跡がある所を歩く感じ、たまにケルンや標識がありますが、濃いガスや悪天候の時は気を付けたほうがいいです。
ザレ場の色が黒から赤へ白へ目まぐるしく変わる。
緩やかなアップダウンを繰り返す。どこを見ても遮ぎるものがないので絶景だらけ。
天気が良いのでルートが見えている。正面右側に剣ヶ峰も確認できる。
阿寒湖畔登山口へ続くルートの分岐があり、右へ行くと阿寒湖半、真っすぐ進むと剣ヶ峰。
火山の観測設備かな。この左側を進みます。
中マチネシリ火口から風に乗って火山ガスが流れてきている。硫黄の臭いがキツイ。目がチカチカして喉も少し痛い。手ぬぐいで口と鼻を守りながら一気に通り過ぎる。
雌阿寒岳は噴火警戒レベル1の活火山です。火山ガスは常に噴出しているので風向きに注意してください。
火山ガスによる健康への影響には個人差がありますが、不快→吐き気→めまい。目の痛み→呼吸困難→死亡。濃度が増すほど生命の危険が高くなります。長時間の滞在は避けましょう。
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あの稜線まで登ると向こう側が見えるはず。
剣ヶ峰の山頂が見えた。
山頂は岩場です。
山頂の大きな岩に登ってみる。阿寒の大自然が一望できる。遠くには雄阿寒岳と阿寒湖畔。絶景です。
手前には阿寒湖畔ルートの登山道が見えている。
南側(釧路方向)雲が流れていく。
歩いてきた登山道。雌阿寒岳は雲の中。雲が多くなってきたので急いで戻ります。
一瞬だけ雌阿寒岳山頂が見えた。
本日2回目の山頂。たくさんの登山者で賑わっている。
下山時最後の樹林帯はいつも落ち着く。
雌阿寒岳だけでもバリエーションが豊富で楽しめる山ですが、雌阿寒岳から剣ヶ峰までの緩やかなルートは本当に気持ち良かった。風もなくガスもなく快晴の日にまた行こうと思います。