残雪も少なく夏の山肌を見せる雌阿寒岳、登山ルートもほぼツボ足で歩けるようになりました。5月連休の中盤、SCWもGPVも快晴の予報。21時過ぎには横たわる天の川も姿を見せる。登山シーズンのスタートは、雌阿寒岳山頂から春の星空撮影を楽しもう。ただひとつ山頂の風速という不安を抱えたまま登山スタート。
夕方の誰もいない登山道を黙々と登る。八合目までは穏やかだった山行も九合目から爆風地帯。
日没近くに山頂到着、雌阿寒岳の山影が大気中に写っている。山頂は体を持っていかれるほどの強風。
強風のなか星景写真用のカメラをセッティングして待機。
夕陽を浴びる稜線と青沼。時折立っていられないほどの爆風が襲ってくる。
静かに見える写真でも相変わらずの強風が吹き続ける。
阿寒富士とビーナスベルト。細かい砂利や砂がバチバチと顔面を攻撃してくる。
日没後、明るい星も確認できた。この風だと長秒露光は難しそう。
星撮りは無理、強風でカメラもブレる。山頂での撮影は断念。
風のない八合目まで下山して撮影。D850+AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G SS:15sec ISO:5000 f2.2
20時過ぎ、天の川はまだ姿を見せない。D850+AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G SS:15sec ISO:5000 f2.2
太陽が沈んだ方向には黄道光。中央上部にはふたご座のポルックスとカストル。遠くの街明かりは陸別町、足寄町方面。D850+AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G SS:20sec ISO:5000 f2.2
雌阿寒岳の山頂に輝くのはスピカ。D850+AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G SS:20sec ISO:5000 f2.2
暗闇の中をナイトハイクして、下山後はオンネトー湖畔で天の川を待つ。D850+AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G SS:30sec ISO:5000 f2.8
雌阿寒岳と阿寒富士の上に、横たわる天の川が昇ってきた。D850+AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G SS:600sec ISO:250 f2.8
湖面に写り込む天の川。D850+AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G SS:600sec ISO:500 f2.8
深夜0時。時間とともに空の色も変わっていく。D850+AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G SS:30sec ISO:5000 f1.8
D850+AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G SS:600sec ISO:250 f2.0
深夜にもかかわらずオンネトーには沢山の撮影者。皆さん天の川狙いの星景写真を撮影しているようでした。駐車帯の空きを探すほど賑わっていたので、暗闇と孤独の恐怖を感じる事なく撮影出来た。