晩秋のアンギラス

大雪山の北にアンギラスと呼ばれる山がある。国土地理院の地図上には表示されていない、山頂部に岩稜を連ねる山。その形から「軍艦山」とも呼ばれているそうだが、そう呼んでいる人に出会った事がない。ニセイカウシュッペ山と平山の間に位置するアンギラスを目指して、紅葉も終わりを迎えるニセイカウシュッペ山登山口からスタート。

ニセイカウシュッペは急登はほとんど無く、歩きやすいゆるかやか登山道が続く。

沢を挟んだ向こうの山肌には朝陽が差し込んでいる。

表大雪の山並み。薄曇りで霞んでいる。

ダケカンバの葉は落ちているけど晩秋を思わせる風景が見られる。

振り返ると次々と登山者が登ってくる。

今日の目的地アンギラスが見えた。

南側と北側ではっきりと山肌が違う。山頂へ向かう登山道も確認できる。

山頂直下の岩場は切り立った場所もあり高度感が楽しめる。

両手両足でホールドしながら登る場面も。

山頂からは360度の大展望。

平山へと続く険しい稜線。

隣のピークに立つ登山者。

さらにもう一人登ってきた。アンギラスのピークは双耳峰となっていて猫の耳のようにピークが2つ存在する。

場所を交代して高い方のピークから。狭い山頂なので譲り合い。

大槍から小槍までの切り立った稜線。

山頂の岩場で色づくのはウラシマツツジ?

山頂から見下ろすジオラマのような景色。

標高が低い位置のダケカンバは鮮やか。

下山開始、帰りのルートがはっきりと見える。

葉が落ちたダケカンバと大槍から続く稜線。今年の紅葉はこれが見納めです。紅葉が終わるとすぐに大雪山に長い冬がやってくる。